2010/12/15

穴窯作品

10月に穴窯を焚いてから意外にいろいろな行事が重なって、作品の写真をアップしてませんでした。
まだ全部の作品の整理がついていない中で、小さいものだけ整理しました。
 280MMのさらにヒラメ9匹。
棚組みの上部に置いたせいかあまり灰がかかっていません。
でも毎回焼き具合が違うので、違った表情が楽しめます。

後ろの列の左から二つ目の旅枕は、3年ほど前の作品ですが
あとの4ヶは今年の作品です。

後列右側の扁壷は、引き出しの途中に熾の中に落としてしまい、
灰がついてちょっと黒くなってしまいました。

うろこ状の徳利はペットボトルに円盤状の粘土を貼り付けて作ってみました。
貼り付けの甘い部分から、少し水漏れがするので、水止めを考えなければなりません。

前列の筒型の花活けは、掛け花にもできるように紐吊りできるようにしています。
1200度以上の熱の洗礼を受け、少し湾曲しているのがわかりますか?。

2010/12/06

穴窯の窯焚き

昨日の夕方から、信楽の師匠の窯焚きのお手伝いに行ってきました。
昨夜は良く晴れていて星が綺麗でした。
そのため放射冷却がおこりかなり冷え込み、零時過ぎには外気は零度を下回ってました。
朝八時、車のフロントガラスは凍り付いて真っ白。

 林の向こうから太陽が昇り始め、寝不足の目には痛いほどまぶしい。



引き出しの直前、窯の中の作品はガラス化して透き通るように白っぽくなっています。
薪は燃え切って熾が小さくなって、ダイヤモンドのようにキラキラ輝いていました。
窯だしが楽しみです。

2010/12/01

干し柿完成

ご近所からいただいた柿を剥いて、2週間ほど前に吊るした干し柿がいよいよ完成。
カビが生えないように、ネットでおいしい干し柿の作り方を調べ、
酢を入れた熱湯にくぐらせて一個づつ紐で吊るして、晴れた日には丁寧に揉みほぐして
やわらかくなるようにして、様子を見てました。

日が当たると飴色に透き通るようになったところで、ようやく収穫となりました。


一個試食したところ、やや乾燥しすぎたきらいがありますが、上々ので出来具合でした。

2010/11/30

2010年の東福寺

写真好きの仲間が東福寺へ行くというのでご一緒させてもらい、久々に東福寺の紅葉を見に行ってきました。9時に東福寺駅で待ち合わせて行ったが、すでに混雑が始まっていました。

通天橋の上は橋の強度が大丈夫かと心配になるぐらい大渋滞。


5年ぶりの良い紅葉が見られるとの報道だったが、全体的には期待したほどの色づきではなかったものの部分的にはなかなかのものでした。


日差しが弱く、なかなか思うような良さに写真が撮影できません。


あまりの人の多さに、人を入れないで写真を撮るのは無理。
通天橋の通行料400円の売上高は、今日一日でいくらになるのか?と下世話な話になってしまいました。

2010/11/17

宮崎 青島の渚

黄金色に輝く青島海岸
水平線に昇る朝日より輝いていたかもしれません。
カメラで見たほうが綺麗な気がします。


2010/11/16

旅の最終日の宮崎

水平線から昇る朝日を見ようと早起きしたのに、水平線のところだけ雲がかかって朝日が顔を出したのは少々日が昇ってから。何とも残念な朝となった。


宮崎県庁の隣にある物産館の前で肉巻きおにぎりを食べる。
出来立ての熱々をいただきました。


神社めぐりの最終は宮崎神宮へ。ここは神武天皇が祭られていていました。

七五三のお参りに親子三代の一組がお参りに見えてました。

この日の帰り宮崎空港に向かう途中、ニュースで航空大学のセスナ機が着陸時に事故の報道。
滑走路が閉鎖され遅れが出ているとのこと。
心配されたが特に遅れもなく帰ることができ、一安心。



2010/11/15

九州の小京都『飫肥』へ

旅の四日目、飫肥へ移動する前に宿から程近い『八千代伝酒造』を訪問
山あいのあまり訪問客もいないような、静かな場所に蒸溜所があった。

ここではかめ壷が並んでいるところも見学でき、試飲もできた。
今年の鹿児島県酒類鑑評会総裁賞を受賞した酒蔵で、工場長杜氏・吉行さんは『現代の名工』の
称号を受けているそうです。


このあと2時間ほど山の中を走って飫肥へ。
飫肥城の大手門。
映画『半次郎』撮影がここで行なわれたと、歴史資料館に案内があった。


城内には小学校があったが授業中なのかひっそり。


本町商人通りでは厚焼きたまご、飫肥天などを食べ歩き・町歩き
豫章館、商家資料館、明治の外交官、小村寿太郎記念館などを見て回る。


飫肥藩に伝わる半弓で射場から的まで四間半、弓矢とも四尺五寸、的が四寸五分で、すべてが四半であることから四半的といわれる四半的を体験。なんと10発10中?。


本日最後は鵜戸神宮へ参拝。
霧島神宮に祭られているニニギの尊の孫の、ウガヤフキアエズの尊がご祭神。
宮崎もどこへ行っても神話がいっぱい。

2010/11/14

知覧から垂水へ

城山観光ホテルでの朝食中、桜島が噴火
今年はすでに700回ほど噴火しているとのこと。

知覧の武家屋敷は朝早いうちに着いたので、観光客はほとんどいなく静かなうちに見てまわることができた。


ほとんどの家が瓦葺の屋根に立て替えている中、昔ながらの茅葺きの屋根の家が2~3軒残されていて味わいがあった。


程近いところに映画『ホタル』に出てくる富屋食堂があります。
特攻隊の母と呼ばれた「鳥濱トメ」さんが経営していた食堂です。

この後桜島フェリーで桜島に渡り、展望台へ。
遠くに開聞岳がみえていました。

 桜島の東岸にある黒神神社の鳥居
1914年の爆発で埋没した。

 噴煙が上がるたび「ゴー」と不気味な音が聞こえてくる。
今にも大爆発しそうな雰囲気でちょっと怖かった。


垂水には『森伊蔵酒造』があり、ひょっとして買えるかなと淡い期待をして訪ねてみたが
案の定抽選でしか手に入らないとのことで、匂いだけを嗅いで今宵の宿に向かった。
今使用しているかめ壺と同じものを作れないので、生産量を増やすことができないらしい。

2010/11/08

薩摩焼の美山へ

やきもの好きの方はご存知でしょうが薩摩焼の美山へ行ってみました。
司馬遼太郎の小説、「故郷忘じがたく候」には詳しく紹介されているが、豊臣秀吉の時代の慶長の役で連れてこられた陶工たちの末裔が築いたところです。
その中の沈壽官窯にお邪魔をしました。
いまは15代目を襲名された方が当主になっています。


 丁度窯元まつりの期間に重なって大勢の人が訪れていました。

 来年の干支のうさぎの香合がありました。


屋根瓦の上に大黒様を見つけました。


この近くに元外務大臣、東郷茂徳記念館もありましたが、この方も朴寿勝というすぐれた陶工の長男として生まれたが、外交官になったとのことです。

 記念館内の窯跡






この後鹿児島市内へ戻り磯庭園(仙巌園)、尚古集成館へ。


薩摩切子の工房があったり見所いっぱいでした。

この日はおはら祭の前夜祭とあって、ホテルにチェックイン後一風呂浴びて夕食に出かけましたが、天文館周辺は大勢の人で賑わっていました。

南九州の旅

今年も東京の友人夫妻と旅に出てきました。
初日はえびの高原と霧島周辺を見て周り、霧島温泉に泊まる。

龍馬が新婚旅行で立ち寄ったという塩浸温泉を通って、最初にえびの高原へ。


駐車場の周辺には至る所に鹿が歩き回っていまして、人馴れしているようでした。


 白紫池(びゃくしいけ)への散策道路の周辺は紅葉はなかったものの、色付いた葉が日差しを浴びて綺麗でした。

 林の中には倒木に苔がついて落ち葉とのコントラストが実に綺麗。


霧島神宮では鳥居の出入りの時に、皆さん脱帽しお辞儀をしてお参りをしていたのを見て、我々も見習ってお辞儀をしてからお参りをしました。

神話に出てくる神様の名前が色々書かれてあり、改めて神様の学習をすることに・・・・・・・。
日向神話は詳しくはこちらに・・・・・・。
http://www.kanko-miyazaki.jp/kaido/

2010/10/31

窯出し

30日に待望の窯出し。
台風接近で大雨が心配される中、幸いにもほとんど雨に合わずラッキーな窯出し日になりました。

 焚き口を開けてみると右の棚組の棚板が割れて、転げ落ちたり棚板にくっついたり傾いたり
していましたが焼きはマアマアだったようです。
 捨て間との仕切壁の上に乗せた作品には、タップリと灰が飛んでいます。

 Kさんの作品には貝目もつきトンボの目もつき、いい景色になりました。

Hさんの花生もいい景色に焼けています。

私の作品はまた後日アップしますので、少々お待ちください。

2010/10/25

窯焚き終了

22日から三日にわたった窯焚きが終了し、ほっと一息。
棚板が割れて崩れるなど、トラブルもありながらもなんとか終了。

引き出しの直前、薪が燃え尽きて小さな熾になっています。
直前の窯の中の温度は、1250度前後です。右側中段の四角なランプが左に傾いてくっついているので
この後引き出しました。
この写真では見えませんが、右端にあったぐい呑を取りそこねて熾の中に落としてしまい、行方不明になってしまいました。
一眼レフのズームでもレンズが熱でやられてしまうので、これ以上焚き口に近づくのは断念しました。
どの作品も透き通るような白っぽい赤になって、実に綺麗で窯焚きの醍醐味です。

この旅枕の花生けはKさんのもので、昨年の焼きが甘かったので焼き直して引き出して、窯の周辺に咲いている草花を生けて撮ってみました。

2010/10/20

窯詰め三日目

時間切れで三日目に突入した窯詰め実施。
一部見直しをして不安定な作品の位置を変更したり、焼き直しのものを詰めたりして
一時頃には出入口にレンガを積んで焚き口を作って完了。

焚き口の右側の棚組。

左側にはこんなものを置いてます。

窯を閉じました。
あとは火の洗礼を待つばかりです。

焚き口から覗くとこうなっています。
結果は月末に・・・・・・・・・・・・・・・・・どうなるかお楽しみ。