2014/05/18

熊野古道を歩く

路線バスの旅、二日目は熊野古道へ。
体力に自信がないので、川湯温泉からバスで発心門王子へ。そこからはほぼ下りの道で約二時間で熊野本宮大社へいけるということでしたが、何度も休憩しながら3時間ほどで熊野本宮大社へ着きました。
 八時二分のバスが出る前に、登録有形文化財の亀屋旅館を見に行きました。

 対岸の新緑が目に染みるほどきれいでした。

 バスで30分ほどで出発点の発心門王子へ。

 はじめはほぼ平坦な道が続きます。

 ほぼ中間地点に連続TV小説の舞台になったところが・・・・。

 伏拝王子の地点の茶店でコーヒーブレーク。
この石段を登っていくと、和泉式部の供養塔があります。

 熊野古道中辺路を歩き、熊野本宮大社まであと1時間ほどというところまで来た伏拝(ふしおがみ)という場所に伏拝王子があり、ここから本宮方面に展望が開きます。

 ここは中辺路を歩いてきた参詣者が初めて熊野本宮の森(旧社地)を遠望できた場所で、ここから本宮の森を伏し拝んだといわれます。
 院政期の記録に伏拝王子の名はなく、正中3年(1326年)の仁和寺蔵の『熊野縁起』や文明5年(1473年)の『九十九王子記』などにもなく、享保15年(1730年)の『九十九王子記』にようやく登場します。
 和泉式部の供養塔。



 いかにも熊野古道という雰囲気の道が続きます。
本宮の旧社地( 熊野本宮大社がもともとあった場所。大斎原(おおゆのはら)を望める展望台もありました。


まさに聖地という風格を漂わせ、威厳のある社でした。

2014/05/15

日本一ながい路線バスの旅

大和八木駅から新宮までの路線バスで、熊野本宮大社と熊野古道へ行ってきました。
 9時15分発のバスへ乗り込みました。

今日の宿泊地の川湯温泉まで、途中三回の休憩があります。


五條バスセンターの休憩では、昼食用に柿の葉寿司を仕入。



路線バスなので途中の停留所名を全部案内してくれます。
珍しい地名は運転手さんの解説つき。

「生」を「おぶ」と読むのは全国で二か所しかないらしい。
ちなみに私の小学校は生出(おいで)小学校でした。

「折立」というバス停があり「おりたち」と読むようですが、私の実家のほうは「おりたて」です。

 2011年の水害の爪痕がいたるところでみられ、復旧工事が大分進んでいましたが、完成まではまだまだ時間がかかりそうです。

昼頃ようやく谷瀬の吊橋に到着。20分の休憩中に対岸まで行ってみました。

 一眼レフを構えていると、ゆらゆら橋が揺れてめまいしそうでした。

 三時ごろ川湯温泉到着。料金4100円。
 運転手さんの笑顔が最高です。

 宿の対岸にある露天風呂。完全オープンなので宿で着るものを貸してくれます。

ながく入っていられないほどの熱さです。

翌日に続く》。

2014/05/05

建仁寺のあと壬生寺へ

昼食後、壬生狂言の春の公開「壬生大念仏会」へ。
 壬生狂言を見たいと思っていましたが、ここへ行くのは今回初めてです。
 撮影禁止なので、開演前に撮影。400人で満席ということですが、場内はほぼ満席。
一時から「炮烙割り」が始まりました。
初めて見て分かったことは、パントマイムのような無言劇で、鐘と太鼓と笛に合わせて進行し、役者は一般の人だという。

ストーリーはこうです。
役人が新しい市場を開こうとして、「一番に店を出したものには税金を免除する」という立札を立てる。そこへ太鼓売りが来てこれを見て一番に店を出そうとするが、誰もいないので一寝入りをする。
そこへ炮烙売りが来て立札を見、先に来ていた太鼓売りに気づき、寝ている間に炮烙と太鼓をすり替えて、一番乗りをだまし取ろうとするが、目覚めた太鼓売りと喧嘩になるが、役人が二人に芸比べをさせ勝ったほうを一番乗りにすると告げる。
炮烙売りはうまくやり抜き、一番乗りの権利を得て炮烙を並べて準備をしていたが、そこへ太鼓売りがやってきて炮烙を全部割ってしまう。

数百枚はありそうな、落とされた炮烙は全て見事に割れていました。観衆は拍手大喝采。ずるい事をしたら自分に罰が返ってくるということですね。

 撮影禁止なので、ネットから画像をお借りしました。左が太鼓売り、右が炮烙売り

この後「花盗人」も見ました。
演目は五つありましたが、一つで約一時間、二つ見て次の目的地へ


壬生屯所がおかれた八木家を見て帰りました。

建仁寺八百年大遠諱特別展 その2

国宝の「風神雷神図 屏風」
通常は高精密デジタル複製の展示ですが、遠目からでは全くわかりません。


 細川さんの書と陶芸作品も展示されていました。


これも細川さんの作品です。


海北友松の雲龍図、これも複製ですが迫力満点です。


続く》

2014/05/01

建仁寺八百年大遠諱特別展

細川護煕 美の世界を見に行ってきました。
ゴールデンウイークで混雑を予想していましたが、普段の平日並みに以外に空いていました。


最初に法堂の天井画「小泉淳作画伯」筆の双龍を見ました。
今回は一眼レフを持っていかず、iPhoneのみでの撮影です。

角度を変えて
暗い割にはよく写ります。


いよいよ本坊へ
 四季山水図襖絵「渓聲」

「聴雪」

今回完成した「渓聲」と「聴雪」は「知音」「秋気」とともに全24面、建仁寺塔頭正伝永源院へ
奉納されます。(妙なパノラマになってしまいました。)


本坊中庭の潮音庭  新緑が鮮やかでした。

続く》