2011/07/24

椅子張替職人そのⅡ

ようやく注文していた座面の人工皮革が届いて、昨日と今日の二日間に渡り座面の張替をしました。
 座面板の裏側に中心線を書き込み、人工皮革を仮止めします。
数字は椅子本体との合番の数字です。

 四隅にできるだけシワをつくらないように、タッカーを打って止めて行くのが一番難しい作業でした。
プロの人がやればもっときれいに止めていけるんでしょうけど、素人はこんなモノでしょう。

 底張りの布地を張って仕上げをしました。右上がタッカーという工具です。

背板の部分は手間がかかりすぎるので、結局メーカーさんにお願いすることにしました。
この品種は1982年発売で今も続いているロートレックというロングセラーの商品だそうです。
背板がないので、涼しげにみえますね。

リビング&ダイニングセット
上の画像はメーカーさんの写真ですが、さすがにきれいに撮れていますね。
背板が届いたら改めて画像を掲載します。

2011/07/13

イス張替え職人見習い

20数年使ったダイニングのイスの座面を張り替えることにしました。(飛騨高山シラカワ家具製)
永年使ってきたおかげで、シミがついたり擦り切れたりみすぼらしくなってきて、買い換えるには木の部分がしっかりしていて勿体無いし、家具屋さんで張替の見積もりをとったら、一脚23,000円といわれ六脚あるので138,000円も掛かり、年金生活には出費も痛いし自分でやることにしました。

幸いネット上で詳しく解説しているサイトがあり、それがすごく参考になりました。

 座面の板を裸にするとこうなりますが、ここまでが一苦労。
タッカーのステープルを抜くのに、ステープルプーラーという工具があるんですが、安物だったせいか半分も終わらないうちにプラスチックが割れてしまい使い物にならなくなって、マイナスドライバーとペンチを使ってなんとか抜き終わりました。

 20ミリ厚のチップウレタンを座面板より少し大きめに(3ミリづつはみ出す程度)、裁ちばさみで切っていきます。意外に硬くて、厚みがあるせいでかなり切りにくいです。前後間違えないように目印を付けて・・・・

 10ミリ厚のウレタンフォームで包みこむように、板とチップウレタンの断面にスプレーのりを吹きつけて貼りつけていきます。ノリの乾き具合がポイントです。

 しっかり乾いて貼りつくのを待って・・・・・・

カッターで切りそろえて完成。

テスト的に取り付けてみるとこうなります。
まだ合成皮革の色をどんな色にするか迷っているので、本日の作業はこれまで・・・・。
背面の張替は、布地を剥がすのがとてつもなく手間がかかるので、背面の張替のみ業者に依頼しようか迷っているところです。

工賃は勿論私がもらいます(笑)

2011/07/05

新発見




図書館へ行った帰りにいつも通る道を駅方向へ歩いて行くと、枚方橋の石柱を発見。川らしき気配が全くないところなので、不思議に思いPCで枚方宿の事を調べると、昔は天野川から枝分かれした川が、淀川に合流するように小さな川がながれていたようです。
 右側のレンガを敷き詰めているところが昔は川だったようで、埋立をしたのか暗渠になっているのか、興味がわきます。
 右上の方向が京都へ続く道で、枚方宿から結構くねくねと曲がった道であることがわかります。

 橋の袂に旧家がありました。宅配便を届けに来ていたので、今でも住んでおられるようです。

 宗左の辻 道標
周辺の改修に伴って立ち位置を変えていますが、今の位置が一番分かりやすい位置に建ってるように思います。枚方橋の方向から来ると 右大坂みち となり、大坂方面から来ると 右倉治 左京 となります。


以前はこんな位置に建っていたので、右の側面が見難い位置に建っていました

背面を見ると
文政九年というと、異国船打払令が出た翌年で、勤王攘夷で大騒ぎしているころであり、志士達も大勢眺めて通っていたことでしょうね。